2020年度宅建士試験
12月に追加実施を検討


宅地建物取引士資格試験の指定試験機関である不動産適正取引推進機構は7月1日、2020年度宅建試験を10月18日に実施することについて、試験会場における受験可能人数を上回った場合には、試験日を追加して実施する方針を発表した。

新型コロナウイルス感染症の影響で、大都市部や一部の都道府県において当初予定していた試験会場がキャンセルされるケース等があり、試験会場の確保が困難となっている状況を受けた対応。追加試験の有無や試験会場等は、7月末に受験申込みを締め切った段階で判断する。追加試験を実施する場合、一部の受験者は当初予定の10月18日ではなく、12月27日(予定)の受験となる。

対象受験者は基本的に試験区分(一般または登録講習修了者)ごとの先着順で振り分け、該当する受験者には8月末までに改めて通知する。ただし複数の試験会場を設定している都道府県内では、申込者の住所と試験会場の所在地を勘案して決定する。指定された試験日の変更は受け付けない。追加日程での試験日に都合がつかない場合は受験手数料を返還する。

なお、当初試験日と追加試験日では試験問題を変更し、同程度の合格ラインとなるよう設定する方針だ。

(『住宅新報』2020年7月7日号より抜粋・編集)