GREEN×EXPO 2027の歩き方①
基本情報&チケット購入編
開幕まで半年を切った2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)。2027年3月19日から9月26日までの192日間、「幸せを創る明日の風景」のテーマのもと、地球のさまざまな場所から農・食・花・緑・文化が横浜に集結し、知られざる植物の世界や文化を展開します。
ここでは、国際園芸博覧会の歴史からGREEN×EXPO 2027のアクセス方法、チケットの種類・購入方法など、博覧会を楽しむためのファーストステップとなる情報をご案内します。

会場では、2025年大阪・関西万博の「大屋根リング」を解体した木材が再活用されている。
画像提供:GREEN×EXPO協会 ©Expo 2027
始まりは19世紀のヨーロッパ
国際園芸博覧会の歴史は、19世紀の欧州で発展した園芸展示会にはじまります。1948年にイギリスに本部をもつ国際園芸家協会(AIPH)が設立され、1960年にオランダ・ロッテルダムにて初の国際園芸博覧会が開催されました。この博覧会は単に花や緑を展示するだけでなく、世界各国の園芸文化の普及や地域・経済の創造、社会的な課題解決への貢献など、多岐にわたる展示が一体的に構成されました。
そして、日本における最上位(A1)クラスの国際園芸博覧会として、1990年にアジアで初めて開催されたのが、1990年の「大阪花の万博」で、同クラスの開催は、実に37年ぶり2度目となります。
多くの出展者との共創で描く、明日の風景
GREEN×EXPO 2027のテーマは「幸せを創る明日の風景」です。地球温暖化、生物多様性の損失、自然災害、感染症、食料危機など、プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)に直面したわれわれがすべきこととは何か──。その解決策を、自然や文化への理解を深めながら描いていきます。また、テーマを具現化するための切り口として「自然との調和」「緑や農による共存」「新産業の創出」「連携による解決」の4つのサブテーマを設けています。
といっても、決して小難しい展示ではありません。たとえば、土の中で行われている植物同士のコミュニケーションや動物をもしのぐ激しい動き、したたかな生き残り戦略など、最新の研究でわかってきた植物の不思議な世界を五感で知る仕掛けは、大人も好奇心をくすぐられることでしょう。
また、自然界の仕組みを真似ることで革新的な技術開発を実現する取り組みや、自然資源を生かした再生可能なエネルギーの利用など、世界中で進められているカーボンニュートラルを実現する未来も会場で体感することができます。
舞台は旧米軍施設
会場となるのは、神奈川県横浜市の郊外に広がる約242haの旧上瀬谷通信施設です(図表1)。この土地はもともと農地や山林だったものを戦前に旧日本海軍が買収したもので、戦後は進駐軍に接収され、2015年に返還されました。長年の接収により土地利用制限が課せられていたため大規模な開発行為が行われず、緩やかな起伏の草地をはじめ、南北に流れる相沢川、和泉川の源流部、谷戸地形などの貴重な自然資本が残っています。
約1,000万株の花々と世界の文化が百花繚乱
GREEN×EXPO 2027では、そのうちの約100haを利用。起伏のある地形や川の源流を生かし、市民や企業が出展する5つの「Village(ビレッジ)」と、約1,000万株の花や緑が織り成す3つの「ゾーン」が設けられます。会期初めには約40種600本の桜が来場者の目を楽しませます。また、ここでしか見られない庭園や花壇のほか、生け花、盆栽、新品種、希少種、農作物など、美と技術の共演も必見です。
都心や羽田空港からも1時間圏内!
図表1 アクセスマップ

※会場へのアクセスは、電車を利用する場合、鉄道4駅(瀬谷駅、三ツ境駅、南町田グランベリーパーク駅、十日市場駅)が最寄り駅となります。この4駅からはそれぞれシャトルバスが発着し、自家用車の駐車場とともに、本年9月から事前予約の受付が開始されています(図表1)。
チケットの購入方法
GREEN×EXPO 2027のチケットは電子チケットです※。
※旅行代理店等の販売事業者では紙のチケットの取扱いがあります。別途、手数料がかかる場合があります。
[購入の流れ]
① まずは希望のチケットを選択!
会期中に販売するチケットは図表2のとおり前売チケット(1日券)がお得です。
図表2 入場チケットの種類・価格(大人料金)
※来場日時予約は2026年9月18日から受付中

② 公式サイトにアカウント登録
チケット購入の際には公式サイトでのアカウント登録が必要になります。このアカウントは来場日時や予約が必要な展示の事前予約のほか、前述した駐車場の予約の際にも必要になります。
③ 入場チケットを購入
自分のアカウントでチケットサイトにログインし、手順に従いチケットを購入します。
当協会がオランダ国出展の一員として参画
全日本不動産協会は、大阪・関西万博に引き続き、GREEN×EXPO 2027にも出展します。内容は見てのお楽しみですが、住宅と庭は切っても切り離せないものですので、未来の暮らしを彩る、当協会ならではの庭園をお届けします。ぜひお立ち寄りください。
「GREEN×EXPO 2027」基本情報
- ■名称/2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)
- ■会期/2027年3月19日〜2027年9月26日(192日間)
- ■開園時間/09:30〜21:30
- ■会場/神奈川県横浜市(旧上瀬谷通信施設)
- ■参加国・機関数/約70カ国・5機関
- ■テーマ/幸せを創る明日の風景
■GREEN×EXPO 2027公式サイト
https://expo2027yokohama.or.jp/
取材協力:GREEN×EXPO協会