大阪・関西万博の歩き方①
夢洲へのアクセス方法・万博チケット購入編


提供:2025年日本国際博覧会協会
提供:2025年日本国際博覧会協会
大阪・関西万博は、四方を海に囲まれた世界初の「海の万博」である。会場となる「夢洲」は、大阪市の最西端に位置する約390 haの人工島で、1970年代に埋め立てが開始された。大阪・関西万博では、約155ha(東京ドーム約33個分)を敷地として利用。世界約160の国や地域のパビリオンが華やかに立ち並ぶ。

いよいよ2カ月後に迫った2025年日本国際博覧会(以下「大阪・関西万博」)。4月13日から10月13日までの半年間、「いのち輝く未来社会のデザイン」のテーマのもと、世界各国からさまざまな最新技術が集結し、未来の世界が繰り広げられます。
ここでは、未来体験へのファーストステップとして、会場となる夢洲(ゆめしま)へのアクセス方法やチケットの種類・購入方法など、万博を楽しむための基本情報をご案内します。

基本のアクセス方法は「鉄道」と「バス」

海に浮かぶ夢洲へ渡るには交通手段が限られます。主な交通機関は鉄道とバスで、自家用車等で会場へ乗り入れることはできません。それぞれのアクセス方法等は次のとおりです(図表1)。

図表1 鉄道とバスのアクセスMAP

図表1 鉄道とバスのアクセスMAP
出所:(公社)2025年日本国際博覧会協会から提供

今年1月19日に開業したOsaka Metro中央線「夢洲駅」が最寄り駅となります。たとえば新幹線を利用する場合は「新大阪駅」からOsaka Metro御堂筋線で「本町駅」へ向かい「本町駅」でOsaka Metro中央線に乗り換えます。

駅シャトルバス、空港バス、高速バスなどがあります。

「駅シャトルバス」は、大阪市内など10拠点※1から運行を予定。鉄道と比べて乗り換えが少なく、会場まで座って移動できますが(一部を除く)、事前予約※2が必要となります。空路を利用する場合は、関西国際空港・大阪国際空港から会場(夢洲)へ直行する「空港バス」が利用可能。また、関東、中部、北陸、近畿、中国、四国などから「高速バス」も出ています。

※1 桜島、新大阪、大阪(北:うめきた)、大阪(南:マルビル)、なんば、天王寺、中之島、上本町、堺・堺東、尼崎。
※2 桜島駅シャトルバス以外は全便事前予約制。桜島駅シャトルバスは朝の混雑時間帯(午前8時~10時台)に事前決済した場合に優先乗車可。

■「自家用車」利用の場合<西ゲート>

夢洲には駐車場がありません※3。そのため自家用車で向かう場合は、舞洲・尼崎・堺にある「万博P&R(パークアンドライド)駐車場」に駐車します(事前予約制・有料)。そこから駐車場予約者とその同乗者に限り利用できる「P&Rシャトルバス」に乗り、夢洲へ直行することができます。

※3 障がい者用駐車場については会場(東ゲート側)に隣接。

■「船舶」利用の場合<西ゲート>

大阪市内中心部、淀川・十三、堺旧港、神戸港・神戸空港、淡路島などから旅客船を利用して夢洲まで来場できるようになる予定です。旅客船を利用する場合、夢洲北岸に設置された浮桟橋に着桟しますので「船シャトルバス」に乗り換え、「夢洲第1交通ターミナル」まで行くことができます。

■その他のアクセス方法

上記以外の交通手段としては、①タクシー(夢洲第1交通ターミナルにて乗降)、②自動二輪車(舞洲に駐車場があり、会場まではP&Rシャトルバスを利用〈予約等のルールは自家用車と同様〉)、③自転車(会場隣接の自転車駐車場を利用〈事前予約制・有料〉)などがあります。詳細は「万博交通インフォメーション」をご覧ください。

前売限定チケットも複数あり!チケット購入と万博ID登録

大阪・関西万博の入場チケットは電子チケットです※4。チケット購入後は来場日時予約を忘れずに行いましょう。

チケット購入の際に必要になるのがwebサイトでの「万博ID」登録です。万博IDとは、万博で提供されるさまざまなサービスにログインする際に使える共通ID。当会が出展参加する「大阪ヘルスケアパビリオン」をはじめ、各パビリオンの入館予約やイベントの予約、前述した駐車場の事前予約の際にも必要になります。

会期中に販売するチケットは ①一日券、②平日券、③17時から入場可能な夜間券、④複数回入場できる通期パス、⑤夏パスの5種類ありますが、前売限定で販売しているチケットがおすすめです(図表2太枠内)。購入は大阪・関西万博公式サイトのほか、コンビニや旅行代理店等でも可能。すでに行く日が決まっている場合は、日時を指定して購入するとスムーズに入場できます※5

※4 紙に印刷した二次元コードを持参して入場することもできます。
※5 来場日の予約は、来場希望日の6カ月前からできます(9月1日来場希望の場合は、3月1日から予約可能)。

図表2 大阪・関西万博の主な券種と料金(大人料金)

大阪・関西万博の主な券種と料金(大人料金)
※1度に14枚まで購入可能 ※ 原則として2025年2月時点で購入可能な券種のみ記載 ※ 特定の券種については販売期間の途中であっても販売終了する場合あり
出所:大阪・関西万博公式サイト「EXPO 2025 Visitors」より抜粋・編集(2024年12月時点の情報)

開幕前に万博を体感!バーチャル大阪パビリオン

万博開幕に先駆け、1月15日にオープンした「バーチャル大阪パビリオン」の全日ブースでは、仮装空間での展示を通して、未来の住環境や都市生活に触れることができます。参加方法は、1.スマホにバーチャルライブ配信アプリ「REALITY(リアリティ)」をインストール 2.自分のアバターを作成 3.「バーチャル大阪パビリオン」ワールドにアクセス 4.全日の展示ブースを訪問 の4ステップ。ぜひアクセスし、ひと足早く万博の世界観を体感してください。

次回は、当会がスペシャルパートナーとして出展参加する「大阪ヘルスケアパビリオン」の概要や全日ブースの展示内容についてご紹介します。

(注)当記事は2024年12月時点の情報を基に作成しています。最新情報は大阪・関西万博公式サイト等をご確認ください。

「大阪・関西万博」基本情報

■名称:2025年日本国際博覧会(略称 大阪・関西万博)

■会期:4月13日~10月13日(184日間)

■時間:09:00~22:00

■会場:夢洲(大阪市此花区)

■参加国・地域:約160

■テーマ:いのち輝く未来社会のデザイン

■コンセプト:未来社会の実験場

■大阪・関西万博公式サイト
https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/

■チケット購入、万博ID登録
https://www.expo2025.or.jp/tickets-index/information/

■バーチャル大阪パビリオン(REALITY)
https://reality.app/

■万博交通インフォメーション
https://www.transport.expo2025.or.jp/