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2025.03.14
2024年建設受注動態
業種別で不動産業は18%増
国土交通省は2月10日、24年(1~12月)分の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。受注高の全体は121兆5,371億円で、前年比9.9%増加した。
このうち、元請け受注高は78兆3,567億円(同7.7%増)、下請け受注高は43兆1,804億円(同14.1%増)。元請け受注高の内訳を見ると、発注者別では公共機関が22兆7,606億円(同3.5%増)、民間等は55兆5,961億円(同9.6%増)で、工事種類別の「建築工事」は48兆8,067億円で同9.4%増となっている。
民間等からの受注工事のうち、1件5億円以上の建築工事・建築設備工事は16兆9,374億円(同21.9%増)。発注者別の受注高が11業種中で最も高い「不動産業」は6兆1,749億円(同18.0%増)だった。
工事種類別で受注高が最も多いのは「住宅」で4兆8,656億円。発注者別・工事種類別で見ると、受注高が多い順に「不動産業の住宅」3兆8,728億円、「製造業の工場・発電所」2兆5,754億円、「不動産業の事務所」8,919億円となっている。
(『住宅新報』2025年2月18日号より抜粋・編集)